クルマが空を飛ぶ時代が近づいてきた
車が空を飛ぶ時代。子どもの頃に思い描いた21世紀の世界ではタイヤのない車が走っていた。遠い未来に思えていたけど、いよいよそんな時代が近づいてきている。
2022年2月15日。ANAと空飛ぶタクシーを開発する米企業ジョビー・アビエーションが日本初となる空のライドシェアリングの導入で提携を発表したというニュースが流れた。
大阪駅から関西国際空港までの移動に自動車なら1時間近くかかるところを、空のタクシーを使えば僅か15分まで時間を短縮できるようだ。
自分のような平凡な人間にはおよそ想像もつかない速度で科学技術は進歩しているのだろう。情けないほどに驚くばかりだ。
一方、このようなニュースの影にはには「あんなのクルマじゃない」「誰がわざわざ乗りたがるんだ」などと揶揄するようなコメントもちらほら見られる。
「空飛ぶクルマ」と呼ばれるものの多くはドローンのような見た目をしていて、自動車よりもむしろヘリコプターに近い。それをクルマで一括りにするのはあまりに強引だと言いたいのだろう。
そもそも空飛ぶクルマ自体に明確な定義はない。「空飛ぶクルマ」というネーミングも日常的に簡単に乗れる物をイメージして敢えて付けられたものらしい。
日本ではSkyDriveという企業が空飛ぶクルマの開発に取り組んでいる。
SkyDriveの社長の話によれば、近年のうちに多くの空飛ぶクルマが販売されるようになるとのことだ。
自動運転に関しては、自動車よりも飛行機の方がずっと簡単らしく、言われてみれば、地上に比べて空は人や建物などの障害物が圧倒的に少ない。
問題は型式証明と呼ばれる安全性の審査をどのようにクリアするかだけで、空飛ぶクルマの実用化は時間の問題だそうだ。
近い将来、気付けば一部の上空では当たり前に空飛ぶクルマが浮かんでいるのかもしれない。
子どもの頃に思い描いた未来は、思いの外遠くなさそうだ。
本の内容を文字で伝えてくれる『魔法の虫めがね』
魔法の虫めがね。今朝、ラジオをかけていたら、面白そうな話が聞こえてきた。
『魔法の虫めがね』はAIを搭載したハイテクの虫めがねのことで、絵本や図鑑に虫めがねをかざすとAIが絵や写真、文字を認識して、その内容を音で伝えてくれる。身の回りにあるものでも教材になり得るのだ。
しかも、子どもが調べたものを親がスマートフォンから確認することができるので、自分の子どもが何に興味を持っているかを自然に知ることができる。
開発したのはDNP(大日本印刷株式会社)という会社で、現在、魔法の虫めがねでクラウドファンディングを行っている。
一般に広く知られている会社ではないが、売上高は1兆円を超え、印刷技術を活かしてディスプレイや電子デバイスなどのエレクトロニクス分野にも進出している。
魔法の虫めがねさえあれば、まだ自分では調べることができない子どもでも、大人の手を借りずに情報を集めることができる。
幼い頃から色々なものに関心を持ち、たくさんの知識を得られることの効果は興味深い。2、3歳の子どもがいる家庭はクラウドファンディングへの参加を検討してみるのも良いのではないだろうか。
東京スカパラダイスオーケストラ『追憶のライラック』
2月14日。バレンタイン。もはや自分には特別な意味を持たないイベントなのだけど、先週放送していたCDTVやMステのラブソング特集を見て、今年もその日が近いことを理解した。
番組ではたくさんの名曲が流れていたが、自分で何か一曲を選ぶとしたら、東京スカパラダイスオーケストラの『追憶のライラック』をおすすめしたい。
追憶のライラック
「追憶」とは、過ぎ去ったことに思いをはせること。ライラックとは、モクセイ科・ハシドイ属の落葉樹。花言葉には「思い出」や「友情」、紫色のライラックには「恋の芽生え」や「初恋」の意味がある。
『追憶のライラック』は、とじこめていた過去の思い出に向き合おうとする男性の心を綴った曲だ。
「寂しいときだけそばにいてくれ」
自分のワガママを受け入れてくれた彼女との甘く、優しい記憶。未来は変わらないとわかっていても、涙が溢れてきてしまう。
女性からすれば身勝手な男に映るかもしれいなが、同じ男としては気持ちが少し理解できてしまう。と言うか、理解したくなってしまう。
何度も
『寂しいときだけそばにいてくれ』と
わがままな僕を抱きしめて
優しく笑った君を思い出し
涙を流していた
作詞 谷中敦 作曲 沖祐一
発売されたのは2005年。ゲストボーカルにハナレグミが参加。
2019年にはトリビュート集『楽園十三景』でACIDMANによりカバーされた。
ACIDMANのアレンジが絶妙に曲とマッチしていて、最高にカッコいい。
特別な恋愛をしていない自分にとって、どこか憧れてしまう、切ない大人のラブソングである。
DAISOのペットボトル+結露取りワイパーを試しみた感想
あぁ、なんでこんなに濡れるんだろう。冬の朝。寝室のカーテンを開けると窓の内側に無数の水滴。
ペアガラス*1なら結露はしないと思っていたが、考えが甘かった。
忙しい朝に雑巾で窓を吹き上げる時間は惜しい。しかし、結露を放っておけば、たちまちカビが生えてくる。
何か良い対策はないだろうか?
シートを貼ったり、洗剤を塗ったり。結露を防止する方法は色々あるらしいが、感覚的にゼロに無くすのは難しい気がする。それなら防止は諦めて、結露してしまうことを前提に拭き取ることに専念したい。
すると、妻がママ友から、ペットボトルに取り付けられる拭き取りワイパーがあるという情報を仕入れてきた。しかも100均でも売っているらしい。ダイソーで見つけたので、早速試してみる。
うーん、申し訳ない。正直言って、私には少し物足りなかった。
誤解がないように説明すると、窓のガラス部分に使用する分にはまったく問題ない。感動するほど水滴が取りやすいとは言えないまでも、ちゃんと水滴を集め、ボトルの底に流し込んでいく。本来の機能はきっちり果てしているのだ。
でも、結露は窓枠の部分にも発生する。気付いてはいたけど、窓枠にワイパーは使いにくい。ゴムが柔らかければ、多少強引に使ってやれと思っていたが、予想通り使いやすくはなかった。
結果、雑巾は必要。
ワイパーを使えば、雑巾がすぐにビショビショになることはないが、どうせ雑巾を使うのなら、ワイパーと雑巾を用意するより、雑巾を何枚も用意した方が楽。
結露水の溜まったペットボトルを放置しておくのも衛生的に良くないし、片付けも同じ雑巾だけの方が楽だ。
つまり、商品自体に何ら問題はないのだけど、そもそもワイパーを使うまでもないというのが、私の結論だ。ただし、拭き取る窓がたくさんある家ならワイパーは便利かもしれない。
あくまで個人的な感想なので、気になる方は一度試してほしい。たとえ満足できなくても、さして懐が痛まないのが100均の魅力だ。
*1:2枚のガラスの間に中空層を持たせたガラス
王様ランキングに感じるカゲというもう一人の主人公
金曜日。今週もアニメ王様ランキングの最新話を見た。王様ランキングはいつ見ても面白い。
『ランキング』というタイトルから、最初は強さを求める話を想像していたけど、そんなことはなかった。ストーリーはよく練られ、キャラも立っている。大人が見ても十分楽しい。
中でも推しはカゲ
┻┻┻┻
— 王様ランキング 公式 (@osama_ranking) February 10, 2022
TVアニメ「#王様ランキング」
第2クール
エンディングテーマ「Flare」
ジャケット解禁🎊
┻┻┻┻
2022年3月9日(水)発売👑
期間生産限定アニメ盤には
第2クール ノンクレジットエンディングムービーが!
詳しくはこちら!https://t.co/tPsXpj0PrH pic.twitter.com/t5D1Yk6To4
(少年が主人公のボッチ、一緒に寄り添っているのがカゲ)
異形な姿からは想像もつかないかもしれないが、彼は物語の重要なキーマンであり、もう一人の主人公と言っても過言ではない。
カゲは主人公ボッジの相棒でいて、誰よりもボッジの心を理解している。喋れないボッジに代わり、まわりの人間にボッジの思いを伝えるのが彼に与えられた使命だ。
しかし、通訳のために存在しているように思えるカゲだが、実は少し違う。彼は確かにボッジの言葉を代弁しているが、それだけではない。
時に彼の意志がボッジを正しい方向に導いている。ボッジの意志はカゲの意志でもあるのだ。
ちなみにカゲは根絶やしにされた暗殺集団「影の一族」の生き残り。彼の母親は幼い彼を守って命を落とした。
一人になったカゲは盗みをしながら、生き延びてきた。途中で悪い男に捕まり、いいように使われながらも、そんな男にすら愛情を抱いてしまう優しいヤツだ。
心を完全に失わずにいたからこそ、ある日、心優しいボッジに出会い、彼が本来持っていた心を取り戻すことができた。
カゲの生き方から学ぶことは、環境は人を変えても、根幹までは簡単に変えられないということ。カゲの活躍に期待しつつ、今後の展開を楽しみにしたい。
そうそう、新しいオープニング曲がなかなかカッコいいんだよね。
不妊治療に保険が適用されるようになることを知り、不妊治療の経験者として思うこと
2022年4月から不妊治療に公的保険が適用されるようだ。自己負担は減るし、助成金の面倒な手続きも不用になる。課題がゼロというわけではないんだろうけど、喜ばしいニュースじゃないか。
不妊治療のニュースを聞いていつも感じるのは、どれぐらいの人が不妊治療に関わるニュースに耳を傾けているのだろうか?ということ。
経験者のカンとしては、たぶん聞いている人のほとんどが不妊治療を過去に経験したことがある人か、もしくは現在治療中の人なんじゃないかと思う。
まぁ、仕方がない。不妊は、自分もしくはパートナーが不妊症とわかるまで他人事でしかない。でも、実際に不妊とわかると焦る。
フツーに子どもができると思っていたのに、なぜか子どもができる気配がない。『どうして?まわりのみんなはすんなりできているのに』
そんな風に思っていると意外に少なくない割合で不妊のカップルは自分たちの周りにもいた。想像していたよりずっと、たくさんの人が悩んでいたんだ。
誤解を恐れずに言うと、不妊治療中は妻の生理がくると残念な気持ちになった。付き合っていた頃は生理が遅れるとヒヤヒヤしていたのに、その頃の自分が恨めしく思う。
ちなみに僕ら夫婦の場合、原因は自分側にあった。精子の運動率が低かった。精子には量や濃度の他に奇形率や運動率などの指標がある。要するに自分は元気のある精子が人より少なかった。元気がないと、子宮まで辿り着ける確率が低いわけだ。
1人目のときは人工授精*1、2人目は顕微授精*2を施した。どちらも成功した。不妊症とわかった時は運が悪いと思ったけど、不妊治療で2人の子どもに恵まれたのなら、自分はすごく運が良い。
それでも、どちらも一回では成功せず、長い時間しんどい思いをした。お金の負担も大きかった。助成金をもらっても、負担した額は100万円を優に超えていた。
繰り返すけど、それでも自分は運が良かった。自分より長い時間とたくさんのお金をかけても妊娠できない人はたくさんいる。そういう厳しい現実がある。
だから、もっと。特に若い人たちが不妊治療に関するニュースにもっと興味を持ってくれたらいいなと思う。難しいだろうけど。そう思うんだ。
平日の昼休みをナンジャモンジャに奪われた
平日の昼休み。本日は在宅勤務。いつもと違うのは隣りに5歳の娘がいる。
幼稚園でコロナの陽性者が出たため、急遽来週まで休園になったらしい。
基本はパートを休んだ妻がまだ幼い娘の相手をしてくれているが、昼ご飯を食べ終えると遊びに誘われた。
「ねぇ、ナンジャモンジャしよう」
ナンジャモンジャ
ナンジャモンジャは、名前をつけて早く呼ぶカードゲーム。12種類(計60枚)の謎のキャラクターが描かれたカードを順番に一枚ずつめくり、カードを引いた人が出たキャラクターに好きな名前をつけて他の人はその名前を覚える。
めくるたびに中央の場にカードを溜めていき、一度出たことのあるキャラクターがめくられたら、その名前をいち早く叫ぶことで溜まったカードを獲得し、集めた枚数を競うゲーム。
文字だけでは伝わりにくいと思うので気になる方はこちらを読んでください。
単純なルールだけど、自分的に新鮮だからか、案外楽しい。興奮して、ヘンな名前をでっかい声で叫ぶ娘もまた可愛かったりする。
例えばこのキャラは、
キイロカボチャ!
こっちのキャラは、
メラメラ!
こんな具合にね。
名前はゲームが1回終了すればリセットされるので、連戦すると前のゲームで付けた名前とごっちゃになって混乱したりする。
このキャラたちは…、
あなたなら何て名前をつける?
話は戻って、僕はわざと娘に負ける。甘やかしているわけじゃないよ。単に笑顔で終わってくれるとこちらも嬉しいし、気持ちよく終われる。
子育てなんてこんなもんで良いんじゃないだろうか。
豪華版もあるらしい(笑)